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ゴルフと筋肉痛Vol.40

ゴルフで筋肉痛!!
久々のゴルフに行って翌日に感じるのが筋肉痛ですが、使わない筋肉を使ったために筋組織が壊れてしまうのが原因です。ゴルフプレーでよく使われる筋肉は、筋肉の中でも内側にあるインナーマッスルと言われる部分で、日常生活ではあまり使わない筋肉なのでプレーの翌日に起こるのが筋肉痛です。
1.筋肉痛の原因
筋肉痛とは、筋組織の炎症です。筋肉が伸びたり縮んだりできる方向は体の場所によって決まっていますが運動する中で、イレギュラーな動きが負担となり筋組織が断絶。そこが炎症し筋肉痛となってあらわれます。
また体のどの部分に筋肉痛が起きたかを確認することで、自分がどこの筋肉を使ってプレーをしたかがわかります。ゴルフ上級者がよく使う6つの筋肉を理解しておきましょう。
上腕三頭筋
②腹横筋(ふくおうきん)
③肩甲下筋(けんこうかきん)
④骨盤底筋群(こつばんていきんぐん)
⑤背筋
⑥下半身全般
上手に筋肉を使ってゴルフをしている方は、上腕三頭筋・腹横筋・肩甲下筋・骨盤底筋群・背筋・下半身全般の特にインナーマッスルとよばれる深い部分が筋肉痛になります。上級者がスイングをするとき、上半身は力を抜いてリラックスした状態になっています。こうすることで、体の自然なしなりを利用して飛距離を伸ばしていきます。しかし、あまり距離が延びなかったり思わぬ方向に飛んでしまったりする場合は、肩や腕に力が入り、下半身が安定していない可能性があります。
ゴルフに限ってでは筋肉の使い方が違う場合は、上腕二頭筋・首・肩・腰・上半に筋肉痛が集中する傾向がりますのでぜひチェックしてみてください。
2.筋肉痛を早く解消する4つの方法
①冷やす
筋肉痛は、筋肉が裂傷し炎症が起きているので、まずは炎症の熱を下げることが重要です。この方法は筋肉痛の痛みをそれ以上のものにさせない予防にもつながるので一番初めに行う解消法としておすすめです。
ベストタイミングはプレー後すぐに、冷却スプレーやアイスバッグでよく使ったと感じる筋肉部分を冷やすことです。よく冷えたペットボトルや、水にぬらしたタオルでも代用できます。
②血行をよくし酸素をたくさん送る
炎症の熱を抑えたら次は修復です。筋肉の修復には酸素を要します。
身体に酸素を運ぶ働きは血液が行なっています。血液の中には筋組織を回復させるための栄養素と酸素が含まれているので血流促進することが解消への道です。
〇軽いストレッチ
〇マッサージ
意外ですが、筋肉痛を感じている付近の血流を意識してストレッチやマッサージをするのがおすすめです。
十分な睡眠を確保する
細胞の回復は人が寝ている時に行われます。筋肉痛から早く解放されたいときはしっかり睡眠をとってください。睡眠中に成長ホルモンが分泌され、細胞の修復が行われます。逆に寝不足が続くと治りはよくないと言っていいでしょう。
タンパク質を食べよう
タンパク質には、傷ついた筋肉の修復の筋合成に使われる栄養素です。食べた後のタンパク質はアミノ酸に分解され、内臓・皮膚・血液などの材料となります。タンパク質には動物性と植物性とあります。

動物性タンパク質 植物性タンパク質


乳製品

たまご
大豆
豆腐
バナナ
ブロッコリー
アボカド

筋肉痛の痛みを感じているときは、筋組織が裂傷していると同時に、回復させようと働いている時でもあります。炎症がおきるのも、体を治す過程で細胞を刺激する物質が出ているからです。上手に回復できた時には、筋組織は以前よりも太く頑丈になるチャンスでもあるのでマッサージや食べ物に気をつけてケアすればより良い筋肉が作れます。
3、筋肉痛を予防する方法
筋肉痛の予防方法もお伝えしておきます。筋肉量が少ない方や年配プレーヤーの方は特におすすめします。
①プレー前の水分補給+アミノ酸
ゴルフでプレーする前の、水分補給とアミノ酸の摂取がおすすめです。水分は、血流をよくすることで、筋肉や筋を動かしやすくしてくれます。アミノ酸は筋肉の修復するスピードを速めてくれます。アミノ酸はスポーツドリンクなどに含まれているので、こちらからとることをお勧めします。
②疲労を感じたらクエン酸
クエン酸は梅干しや、レモンなど酸味が強い食品に含まれています。プレーの前やプレー中に食べるおやつとして携帯しておくと便利です。

この様に筋肉痛の予防対策やプレー後の対処で筋肉痛とうまく付き合いながら、ゴルフをお楽しみくださいね。

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