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夏バテ予防!!Vol.39

これから夏本番ですね!!
高温多湿となる日本の夏は、普段元気な人でも体調を崩しがちです。通常、人の体は、温度変化に対して体温調節機能が働いて体調を整えていますが、近年の夏は30℃を超える猛暑日が続くことに加え、高い湿度のために汗が気化しにくく、体温調節が働きにくい状況になることで、体力が低下したり、食欲不振などの不調を感じて、いわゆる「夏バテ」の症状が出てきます。一方、暑さ対策のために冷房は必要ですが、冷房の効いた室内と暑い屋外では、大きな温度差があるので、自律神経の調節機能が乱れやすくなり、乱れると体内のさまざまな機能がうまく働かなくなるため、体がだるい、疲れがとれないなど、夏バテの症状が出てきます。
夏バテ予防対処法!
①良質な睡眠をとる
毎日規則正しい生活をして、疲れを残さないためには質のよい睡眠も重要です。熱帯夜のときなどは、冷房や扇風機を上手に使いながら気温や湿度を下げる工夫もしましょう。冷房の設定温度は、適温といわれる28℃を目安にしてください。1日の体温変化は、夕方以降から夜にかけて高くなり、下がり始めるときに眠気が出てきます。明け方からは体温が上がってくるのですが、冷房で体が冷えていると体温が上がりにくいため、体が動くスイッチが入らず、起床時のだるさの原因につながります。
②運動で汗をかく
人の体は、汗をかくことで体内の熱を逃がして体温調節をしています。夏場に適度な運動で汗をかくことは、暑さへの耐性がつき、暑さと冷房で狂いがちな体温調節機能が改善するので効果的です。ただし、気温の高い日中は熱中症の危険もあるため避け、夜更かしせず、毎日決まった時間に就寝し、早起きした朝にウォーキングをするのがピッタリです。体力もつきますし、朝日を浴びることで、体内時計がリセットされ、生活リズムが維持できます。
③栄養補給で体力をつける
夏バテの一因は、食欲が落ちること。食欲を増進させるメニューを選び、十分な栄養補給をすることも重要です。食欲増進のために、しょうがや大葉などの香味野菜の活用はおすすめで、カレーなど香辛料を利かせた料理も、食欲を増進してくれるので夏バテ予防に効果的です。

また、暑さのために冷たい飲み物や食べ物を選びがちですが、胃腸を弱めてしまうこともあるため、体力ダウンにつながります。夏こそ、温かい食事をとり、冷たいものばかりでなく常温や温かい飲み物も飲むようにして、胃腸を守りましょう。
高温多湿の日本の夏を避けて通ることはできません。自分にあった夏バテ解消法を取り入れて、夏を楽しみましょう!

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